お父さんの夏休み お父さんの夏休み〈21〉 快適なテント生活 そうと決まれば、いかに快適にここで過ごすかを考えなければならない。周囲を探索した結果 、荷揚場の隣に使っていない倉庫があることが判明。このスペースを使わせてもらえないかの交渉を行う事にする。「ううん」 さすがに課... 2022.07.05 お父さんの夏休み
お父さんの夏休み お父さんの夏休み〈22〉 志布志での3日間 3日間にしたこと。 温泉入浴。釣れない堤防からの釣り。読書。昼寝。ボートの内港への移動。散歩。買い出し。料理。仕事の話、子供の話、女の話。チャートへの書き込み。帰れる日の計算。 台風8号は思ったよりも西の... 2022.07.05 お父さんの夏休み
お父さんの夏休み お父さんの夏休み〈23〉 意を決して再出発 8日の午前10時、都井岬の気象情報を電話で聞いてみる。 覚悟は決めたものの、まだ未練はあったのである。 「天気は曇り、視界6キロ。波3m、うねり3m、南東の風6m」とアナウンスが流れた。風が落ちている。行け... 2022.07.05 お父さんの夏休み
お父さんの夏休み お父さんの夏休み〈24〉 波間に見え隠れする漁船を追尾 8月8日、12時45分、3泊4日を過ごした内之浦港を出港。南東の風が6m、波、うねり共に3mという予報下、宮崎までの50マイルの行程である。空は薄曇り、雨の心配はなさそうだ。 まずは内之浦から... 2022.07.05 お父さんの夏休み
お父さんの夏休み お父さんの夏休み〈25〉 荒れ狂う宮崎の 大淀川河口沖 それにしても太陽が恋しい。随分と長いこと、毅然とした太陽にお目にかかっていない。8月の上旬、夏の真只中である。大平洋高気圧は、いったい何をしているのだろうか。頭上には、重苦しい雲が次から次に覆いかぶさ... 2022.07.05 お父さんの夏休み
お父さんの夏休み お父さんの夏休み〈26〉 宮崎港、堤防泊 埋め立て地によって作られた人口の港を奥へ奥へ進んでいくと、水門に突き当たる。行き止まりだ。まずは、泊地を確保しなければいけない。急に出港を決めたので、事前交渉もしていない。この日は日曜日で、漁協も休み。一周のスター... 2022.07.05 お父さんの夏休み
お父さんの夏休み お父さんの夏休み〈27〉 恐怖の鶴御崎 九州最西端の岬、鶴御崎には一度、陸路で訪れた事がある。 岬の展望台に立つと、はるか眼下には紺碧の速吸瀬戸が横たわっている。対面 には薄らと四国の稜線。そこは九州と四国が最も接近する場所、大平洋と瀬戸内海とが行き来し、... 2022.07.05 お父さんの夏休み
お父さんの夏休み お父さんの夏休み〈28〉 佐賀関港へ そこからの行程は速かった。佐賀関を目指し、佐伯湾、津久見湾、臼杵湾の沖を一気にラムラインで走る。漁船の数が増え、太陽が素肌を照りつける。佐賀関に近づくにつれて、船団も大きくなる。 「アジ、サバですかね」「多分、そ... 2022.07.05 お父さんの夏休み
お父さんの夏休み お父さんの夏休み〈29〉 堤防の上で カンカンに焼けたコンクリートの上では、年齢不祥の女性がサビキでアジゴを釣っている。 慣れた手つきでアミカゴにマキエを詰めると、ドボンと海の中に落し込む。10秒もたたないうちに竿を上げると、10cmにも満たないようなアジ... 2022.07.05 お父さんの夏休み
お父さんの夏休み お父さんの夏休み〈30〉 佐賀関泊 どうせ浅場の釣りだからとサビキ仕掛けである。本場ではアミカゴ付のテンビン仕掛けで釣るのだが、こちらはお手軽バージョンである。 それでもカワハギ、メバルときて、ついにアジがきた。ただし、20cmクラス。 「... 2022.07.05 お父さんの夏休み